Ubuntu日本語フォーラム
ログインしていません。
痔の手術で入院生活を強いられ、暇だったこともあり、Netwalkerの現在までに判明している最新状態への手順をまとめまて、転載いたします。
kapperさん、zackさん、2ch有志の皆さん、その他の方々、転載をお許しください。そして貴重な情報帝京に感謝致します。
以下、順番どおりに進めていけば問題無いはずです。
なお、アップグレード時のキーマップの選択はGeneric 104キーボードで良いかと。
それ以外はとくにそのままの設定でOK。
また、自分にとって必要でないソフトのインストールは飛ばして構いません。
PS.お大痔にというフレーズは聞き飽きましたのでお気持ちだけいただきます。
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では、順番にいきます。
既にJaunty環境で運用されている方は3.から行ってください。
1.リカバリを行い初期状態にする。
2.ユーザー名、パスワードを設定しログイン
3.タッチパネルの補正
4.リポジトリの変更
sudo gedit /etc/apt/sources.list
でテキストエディタが開いたら下記の文章を直します。
deb http://ports.ubuntu.com/ jaunty main universe multiverse restricted
deb-src http://ports.ubuntu.com/ jaunty main universe multiverse restricted
↓
deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu jaunty main universe multiverse restricted
deb-src http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu jaunty main universe multiverse restricted
書き換えましたらupdate
sudo apt-get update
これでUbuntu標準のリポジトリが使える様になったはずです。
5.Lucidアップデート
まず下記にてLucidのリポジトリを追加します。
sudo gedit /etc/apt/sources.list
で下の1行を追加して保存。
deb http://ports.ubuntu.com/ lucid main universe multiverse restricted
でリポジトリを更新。アップデート。
sudo aptitude update
sudo aptitude upgrade
6.Alsaに設定変更します。
上部右パネルからスピーカーアイコンをクリック ⇒ 音量調節ツール
デバイスをALSAに変更
7.モバイル Ubuntu、NetWalker登場 軽量化 Gnome自動起動アプレット編 その23
以下は6.が時間がかかるので、その最中に行って構いません。
今回は少し趣きを変えまして、
現在でもGnomeを使っておりますNWユーザーを対象に
Gnomeの自動起動アプリを減らす事で
高速化をブログにします。
特に特殊な事はしませんが参考までに。
○Gnomeの自動起動アプリ
Gnomeにはdaemon以外にもパネルアプレットを
中心としまして自動起動する設定があります。
daemonの設定は以前しましたよね。
設定方法はGnomeの上ランチャーにあります
・システム-設定-自動起動するアプリ
を立ち上げます。すると幾つかの項目が出てきます。
・Desktop initialize
・Gnomeキーリングのデーモン
・Gnome設定デーモン
・Indicator applet
・Seahorseのデーモン
・アップデートの通知
・タッチクルーザーインジケータ
・ユーザ・フォルダの更新
・視覚支援
・電源の管理
この中で使わないものをはずしましょう。
一見便利なものですが常駐までする必要はありません。
Kapperの場合、
・アップデートの通知
・タッチクルーザーインジケータ
・ユーザ・フォルダの更新
・視覚支援
を外しております。
電源管理も外しても良いかなと思いますが、
流石に持ち運びで不便かもしれませんので残しております。
アップデートの通知も常駐物としていらないと言えばいらないです。
Gnome起動後の10秒程度で負荷100%になり止まるのは恐らくこいつです。
Lucid環境には役に立ちませんし。
これで多少軽くなります。
前から少し手を加えていますのでデータは参考程度と思って欲しいです。
初期消費メモリ 初期CPU負荷率
設定前 125.8MB 68%
↓
設定後 114.5MB 64%
8.モバイルUbuntu、NetWalker登場 軽量化 デーモン調整編 その20
軽量化の次は常駐デーモン(サービス)の調整をします。
常駐デーモンの停止はLinuxでは定番で各種文献、ネットでも
多数出ておりまして必須手段となっております。
Kapperも色々手を付けておりましたが、
遅まきながらブログでもネタにします。
○サービスの停止
サービスとは常駐して機能するToolですが、
標準では使用しない機能まで多数常駐されており、
意外にバカにならない負荷になっております。
これを外す事により、初期ではもっさり気味のNWを高速化できます。
ネットではこちらやこちらが非常に詳しいです。
NWの場合の詳細は"ガリガリ活用術"他を参照下さい。
NetwalkerではGNOME標準のサービスGUIツールが
非対応なので使えません。
のでsysv-rc-confを使います。ターミナル上で
sudo aptitude install sysv-rc-conf
にてsysv-rc-confをインストールします。
その後管理者権限にてsysv-rc-confを立ち上げます。
sudo sysv-rc-conf
としますとデーモンのリストが出てきますので、使わないサービスを外します。
サービスの詳細は上のサイトにて確認して下さい(割愛します)。
kapperの場合は
・avashi-daemon
・klogd
・pulseaudio
・sysklogd
・rsync
rsyncはバックアップサーバとして使う場合はあった方が良いでしょう。
不具合が出たら戻せば良いだけです。
設定前130Mバイトのメモリが116Mバイトまで下がります。
(システムモニタ起動分含むw)
小さい様に見えますが意外とバカになりません。
こうやって不要な効果を削っていきますと
Netwalkerも大きく様変わりします。
一度試して見て下さい。自己責任で。
それでは。
9.Maverickアップデート
同様に下記にてMaverickのリポジトリを追加します。
sudo gedit /etc/apt/sources.list
で下の1行のLucid→Maverickに変更して保存。
注意しないといけないのは、2点。
・Jauntyリポジトリを消さない事
・Jaunty、Lucid、Maverickリポジトリを3つ以上登録しない事
つまりLucidを消してMaverickにする事
なので下記1行を変更。
deb http://ports.ubuntu.com/ lucid main universe multiverse restricted
→ deb http://ports.ubuntu.com/ maverick main universe multiverse restricted
でリポジトリを更新。アップデート
sudo aptitude update
sudo aptitude upgrade
10.モバイルUbuntu、NetWalker登場 軽量高機能 音楽プレイヤー Audacious編 その117
今日は2chで見かけました高機能、軽量音楽プレイヤーとして
Audaciousを試してみましたのでネタにします。
どうもありがとうございます。
AudaciousはかのXMMSの後継として
フォークされた音楽プレイヤーなので
是非使ってみて下さい。
○Audaciousとは
Ubuntuの音楽再生プレイヤーとしては
Netwalkerの場合は動画再生用のTotem、
Gnome標準のBansheeやRhythmboxとかが有名ですけど、
ちょっと重量級で軽いのが欲しいかなと思った際に
選択肢に困ってしまうのが現状。
そこで今回軽量、高機能なWinampそっくりな
XMMSの後継、Audaciousを試してみました。
○Audaciousのインストール
ちょうど2chの親切な方に紹介頂いたのでテストします。
大変感謝です。
インストールの方法は結構面倒で、
コーデックのインストールはこちらを参考。
sudo aptitude install audacious
なぜか1回ではメニューに登録されませんので、上記をもう1回繰り返します。
するとメニューに表示されるはずです。
そのままだとSegmentation faultで動作しませんので、
sudo mv /usr/lib/audacious/Input/adplug.so /usr/lib/audacious/Input/adplug.so.backup
にて回避します。ご教授ありがとうございます。
これだけでは鳴りませんのでコーデックをインストール。
sudo aptitude install gstreamer0.10-ffmpeg gstreamer0.10-plugins-base gstreamer0.10-plugins-good gstreamer0.10-plugins-bad gstreamer0.10-plugins-bad-multiverse gstreamer0.10-plugins-ugly gstreamer0.10-plugins-ugly-multiverse
これでAudaciousを起動させます。
起動はランチャーでもコンソールでもどちらでもOKです。
一応音が鳴ったはずかと思います。ならない場合は、
実は標準のドライバがpulseaudioを使う設定になっておりまして、
Kapperの様に軽量化で削除した方は音がなりません。
なのでAlsaに設定変更します。
アプリ上で右クリック ⇒ 設定 ⇒ オーディオ ⇒
現在の出力プラグイン ⇒ ALSA Output Pluginに変更
これで一応再生できたかと思います。
持ち運んでガシガシ使ってみて下さい。
11.タッチパネルの操作の改善
sudo gedit /etc/hal/fdi/policy/preferences.fdi
最後の行にある</deviceinfo>の直前に追加する。
<device>
<match key="input.x11_driver" string="evtouch">
<merge key="input.x11_options.movelimit" type="string">1</merge>
<merge key="input.x11_options.longtouchtimer" type="string">1</merge>
</match>
</device>
最後に、再起動してください。
12.NWのOptical Point調整。
再び2chより拝借。
これもそのうち消すかも。
でも本当はOpticalPointがタスクを食ってる為に
処理落ちしてるから感度が落ちているだけであって、
LXDEとかGnome以外のGUI使うと感度は落ちないんですよね。
所が逆の発想で処理タイミングを落としてしまえという
素晴らしい発想。全く気づきませんでしたね。
多謝。
Optical Pointは調整すると使いやすくなるよ
FIVA1xxのSynapticsとあんまり変わらん感じになる
システム>設定>マウス>全般タブ
ポインタの速度:
加速:最も「遅い」に
感度:最も「低い」に
13.amarokのインストール
格好いい音楽再生プレイヤーAmarokのインストールです。
sudo aptitude install amarok
14.Flash 10.2のインストール
2chからNetwalker上でのFlash10.2の使い方のコピペ。
記録用に残しておきます。
Flash10.2は手つかずだったので大変感謝です。
112 名前:659[sage] 投稿日:2011/10/02(日) 23:59:21.24 ID:???0
Flash 10.2
Flash 10.2を見つけました。
今後バージョンアップしたときのためにパッケージ化しました。
こうすることで新しいバージョンが出ても自動的にバージョンアップすることができます、
10.1のスクリプトを参考にしています、
スクリプトの作者様ありがとうございます。
[インストールの前準備]
競合するパッケージがあるので削除しておきます。
sudo apt-get autoremove libegl1-mesa libgles2-mesa
最初からインストールされていないときもあるのでそのときは無視します。
次にリポジトリを登録します。
sudo -s
echo "deb http://dl.dropbox.com/u/34541889/netwalker/ ./" > /etc/apt/sources.list.d/659.list
apt-get update
exit
[Flashのインストール]
sudo apt-get install flashplugin
Flashのバージョンはアドレスにabout:pluginsで確認できます。
--> Flash 10.2 r157
こころもち速くなったような気がしますが
気のせいかも…
15.FireFox最新版(執筆時点では15)のインストール
有志の方が最新のfirefoxとthunderbirdをビルドして公開されています。
wget http://dl.dropbox.com/u/34541889/tools/install-firefox.zip
unzip install-firefox.zip
cd install-firefox
./install-firefox.sh
firefoxを終了して再起動すると最新版が起動します。
サードパーティのアドオンはチェックを入れて進んでください。
16.GIMPのインストール
sudo aptitude install gimp
GIMPは再起動しないとメニューに追加されないみたいです。
(補足)私の場合、再起動してGIMPを起動して、firefoxを起動したら固まったり挙動がもたついたりしました。インストール時にfirefoxの方へもアクセスしているようですので微妙に相性が悪いのかもしれません。
17.LibreOfficeのインストール
sudo aptitude install libreoffice
注意)
OpenOfficeには上書きしません。
「パッケージは認証されていない」という警告が出ますが無視してください。
ディスクには400MBの空きが必要です。 現在バージョンは3.6です。
18.Python2.7.3のインストール
Python2.7.3を入れることにより、若干もたつきが解消されている様な感覚があるので入れてみました。
kapperさんのブログを参照して入れて見てください。
19.NetWalker のシステム全体をバックアップ・リストアする
次のNattyインストール前には絶対に実行してください。後悔します。
以下のサイトを参照すること。試して見ましたが8GBのSDカード必須です。4Gではどうやっても無理です。
http://webos-goodies.jp/archives/system_wide_backup_tool_for_netwalker.html
20.Nattyへのアップグレード
何か他にインストールしたいアプリがあるのであれば、Nattyへのアップグレード前に極力インストールしておくように。死ぬ可能性(内蔵からのboot不可)があります。死ななくても端末の挙動(キーマップ?)がおかしい。例えばEnter,BackSpace,カーソルキーが効かないなど。まぁ、EnterはCtrl+Mが効きます。
では行きます。
sudo gedit /etc/apt/sources.list
で下記行を追加。そしてそれ以外をコメントアウト(先頭に#をつける)
deb http://ports.ubuntu.com/ natty main restricted universe multiverse
でリポジトリを更新。アップデート
sudo aptitude update
sudo aptitude upgrade
以上、快適ライフをお楽しみください。
オフライン
okamura様
kapperさんのブログによれば
>正直な話ですがNetwalkerでLucidは全くの自己責任で完全にサポート無しですし、
apt-get dist-upgradeなどでフルアップデートを掛けますと
必ずエラーが出て起動しなくなりますのでお勧めしません。
安定してお使いなされるのであればJaunty環境で使い続ける事を強くお勧め致します。
とのことですが、apt-get upgrade ならXの依存関係などは問題はないのでしょうか。
シャープのサポートもなくなり、UBUNTUからも切り離された感じのJauntyで、
一抹の不安があります。出来ればアップグレードしたいのですが、UBUNTU初心者は
やはりJaunty環境で使い続けるべきでしょうか。
hirakataajosi
オフライン
hirakataajosi 様
どうも昨日退院しましたokamruaです。
jaunty環境で運用し続けるかどうかは、やはり個人個人で考えるべきことだと思います。
考えるべき点としては、
・セキュリティの問題
・ソフトウェアとしての質の問題(速度、機能、使いやすさ)
・比較的新しいライブラリを必要とするソフトウェアの導入
・純粋な興味
などがあります。
私的には、入院中に「20.Nattyへのアップグレード」まで(速度規制されたテザリング環境下でorz)は行っていました。
本日、フルにネット環境を使える環境に戻ったこともあり、再度最初からおさらいの意味で再インストールを繰り返してみるのですが、NattyはあきらめてMaverick環境迄とした方が良いようです。
というのも、なぜか成功しなくなったのです。というより、なぜ入院中に一度成功したのやら・・・
おそらくJaunty環境の引継ぎがうまくいかないパターンが圧倒的に多いのではないかと(あくまで推測です)
というわけで、もしチャレンジされるのであれば「19.NetWalker のシステム全体をバックアップ・リストアする」迄として、Marverick環境で使用するのが現状ベストかと。今年の4月まではサポートされていたというのは理由として強いと思います。
それと、apt-getとaptitudeとではインストール時の挙動が違います。おそらくkapperさんがaptitudeを多用されるのは「safe upgrade mode」(だったかな)があり、危険なアップグレードを極力避けるためだと思います。
また何か分かりましたら報告いたします。
オフライン
okamura様
お返事ありがとうございました。では、19までをトライしてみます。これからもよろしくお願いします。
hirakataajosi
オフライン
Kapperです。
hirakataajosi 様のコメントにもありましたが、Lucid以降はやや安定性に欠ける所がありまして
正直リスクをご自身で理解して頂いた上での自己責任にて対応して頂きたく願います。
リスクを提示せずにまとめとして最良な方法として公にされるのであれば反対です。
またNatty以降は正直お手上げ状態です。
結局の所、当時Jauntyのapt-getのパッケージ依存関係のアルゴリズムが
aptitudeに対して不完全だったのが当時の背景でありまして、
当時は破損される入れたくないパッケージが依存関係により入ってしまう事のリスクを重く受け止めました。
safe-upgradeした後のパッケージの追加インストールの際に
その時の環境によりパッケージの依存関係が都度変わってしまっていたのです。
当時のインストールログはテキストファイルにて私のHPより公開させて頂いております。
また完全なJauntyへの環境へは戻す事は出来ないという事実から、
使い続ければいつかは必ず壊れる機会のあるリスクを抱えております。
aptで毎回依存関係を精査して常にシミュレーションできるレベルの方々はともかく
GUI環境のインストーラーを使われる方々には致命傷となりますのがまだ悩み所です。
Lennyがサポート内だった頃はセキュリティを気にせずに使えて大変感謝したものでしたが。残念です。
最近は皆様のおかげでJauntyでもバックポートの環境が進み、
Jaunty環境もまだまだ最重要候補の一つです。
是非色々な環境を自己責任で試してみて下さいな。
良ければこちらも参考までにどうぞ。
Netwalker実験所: http://kapper1224.sakura.ne.jp/PALM20.html
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