Ubuntu日本語フォーラム
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はじめて投稿します。遅まきながら評判を聞いて、CD-Rを作って、インストールを始めたところです。
すでにご存知かもしれませんが、2007年10月1日から「一般利用者向けIPAフォントのダウンロード」が開始されていて、聞くところでは、一定の条件を満たしていれば、変更をしていないIPAフォント単体の再配布やプリインストールができるようになったそうです。
また「文字マップ」でみると「東風明朝」「東風ゴシック」がインストールされていますが、たしか東風フォントは複雑な経緯があって制作活動が終了したように記憶しています。IPAフォントがあれば特に東風フォントはなくてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
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まずUbuntu Team的な話をすると、現行の(新)IPAフォントは、Multiverseに属する
ライセンスなので、正規な配布物に含めるのはあまり望ましくありません(Restrictedに
入れる手はあるような気がしますが、代替物があるのにわざわざRestrictedに入れる
可能性は低いと思います)。
その一方でkochiは、Mainでメンテナンスされていることからも分かる通り、subst版と
呼ばれるライセンス問題に抵触しないものです。
このため、Ubuntu本家版のオフィシャルな日本語フォントはkochiになっています。
(意訳:配れるからといってUbuntu Team的にオフィシャルにするのが望ましいとは限りません)
Japanese Team的には、MainなのでCanonicalによってメンテナンスされていますし、
本家版とそれなりに互換性を取りたいのでkochiも残している、というような発想の
はずです(マスタリング担当者ではないので推測ですが)。
オフライン
hitoさんが書かれている通り、現行の新IPAフォントライセンスでは、Ubuntu正規の配布物に含めることは不可能です。
また、今後ライセンスが変更されてクリアになったとしても、ファイルサイズの問題で正規のインストールCDには
入れることができない可能性もあります。
Japanese TeamのインストールCDにIPAモナーフォントと東風フォントの両方を入れてあるのは、hitoさんが
書かれている通りオリジナルの環境と互換性を取るべきだと考えているためです。ubuntu-desktop という、
Ubuntuのデスクトップシステムに必要なパッケージをまとめてインストールするためのパッケージが東風フォント
に依存しているため、取り除くと影響が大きすぎるという理由もあります。
また、IPAモナーフォントがデフォルトとなっているのは、広く使われているWindows XP以前の環境と同じ文字幅
のフォントを採用したほうが、違和感なく利用できる方が多いと思われるためです。現在、このフォントには縦書きに
対応していないという問題がありますが、近々改良したバージョンに差し替えることができる見込みです。
なお、http://japan.cnet.com/news/ent/story/0, … 695,00.htmによれば、
IPAフォントが改変を許可するライセンスに移行する可能性もあるようです。これが実現すれば、東風フォントに代えて
IPAフォントおよびIPAモナーフォントをUbuntuのmainに入れるよう働きかけることも可能になると思います。
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hito様、jkby様: 初心者の質問に丁寧対応いただきありがとうございます。またわからないことがありましたら、質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
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