Ubuntu日本語フォーラム
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<<PLANEXのUSB無線LAN子機がubuntu9.10で使えずお困りの方へ>>
※ 試していませんがRT2870チップの無線LAN子機なら他社製品でも同様と思います ※
RALINK社製チップを使用したUSB無線LAN子機の場合、いくつか手段があります。
お使いのubuntuが9.04ならば、ralink(http://www.ralinktech.com/)から次のソースをダウンロードし、コンパイルしするのが一番の早道です。ネットを探るとあちこちに実例が載っておりますが、このソースはもうralinkサイトにありません。
2008_0925_RT2870_Linux_STA_v1.4.0.0.tar.bz2
一方、ubuntu9.10の場合、2009.12.1現在でコンパイルできるソースはありません。
私の場合、8.10でコンパイルしたrt2870staモジュールを9.04まで使っていましたが、9.10にアップデートした途端、使えなくなりました。
コンパイルしましたが失敗しました。 ndiswrapperも試してみましたが、usbcoreがロードされないのでusbとして認識できずアウトでした。
それで、あちこちのサイトをさ迷って情報を集めた結果、以下の要領で11nで接続できるようになりました。ご参考になればと思います。
(1)子機の認識
PLANEXの無線LAN子機を挿し、コンソールからコマンドで、子機のベンダーコード(ID)を確認します。
~$ lsusb
Bus 001 Device 002: ID 2019:ed14 PLANEX
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
以下、略
IDの上4桁はメーカーがPLANEXであることを指し、IDの下4桁が”ed14”ならば、GW-USMicroNか同等品となります。
GW-USMicroNの場合は、ubuntu9.10 にドライバがあるので、何もしなくても認識します。(単純に挿しておけばOK)
認識したら、NetWorkManegerからSSIDやセキュリティなど設定をします。
IDの下4桁が”ed14”より若い数字の場合は、GW-US300MiniNなど、以前の製品です。
この場合は、起動時に余計なモジュールがロードされてしまい動作不可となるので、/etc/modprobe.d/blacklist.confの末尾に次の3行を追加し、余計なモジュールがロードされないようにします。(何故だかは分かりませんが、GW-USMicroNではロードされません。また、GW-USMicroNの時に入れておいても害はありません) なお、この情報はドイツのフォーラムで提起されアメリカのフォーラムに転載されていたのを見つけたものです。
blacklist rt2800usb
blacklist rt2x00usb
blacklist rt2x00lib
これで認識可能となるので、NetWorkManegerの「ネットワークを有効」にチェックを入れて認識させます。
(有効中ならば、一旦、チェックを外しネットワークをオフラインにし、もういちど有効にチェックを入れます)
認識したら、NetWorkManegerからSSIDやセキュリティなど設定をします。
(2)11nの設定
無線lanが使えるようになっても速度(Bit Rate)は”54Mbps”になっているでしょう。(iwconfigコマンドで見てください)
そこでコンソールからdmesgで起動時メッセージを見ると、次の行があります。
--> Error 2 opening /etc/Wireless/RT2870STA/RT2870STA.dat
どうやら、起動パラメータ設定ファイルを要求しているようですが、素のままのubuntu9.10にこのファイルはありません。
ralinkのホームページからダウンロードしたソースファイルの中にあるので、これを設定ファイルとしてコピーします。
(http://www.ralinktech.com/)
ダウンロードするファイル
2009_0820_RT2870_Linux_STA_V2.2.0.0.tar.bz2
(2008_0925_RT2870_Linux_STA_v1.4.0.0.tar.bz2、2009_1110_RT3070_Linux_STA_v2.1.2.0.tar.bz2でもOKでした。)
ダウンロード先
任意です。
展開
ファイルブラウザでダウンロードしたファイルをダブルクリックし、展開ボタンを押下して展開します。
コピー
ドライバが要求する /etc/Wireless/RT2870STA フォルダをコンソールから手で作成します。(大文字・小文字に注意)
~$ sudo mkdir -p /etc/Wireless/RT2870STA
展開したファイル中のRT2870STA.datをコピーします。
~$ sudo cp /<展開したRT2870STA.datのあるフォルダ>/RT2870STA.dat /etc/Wireless/RT2870STA/
これでパラメータ設定ファイルの準備ができたので、NetWorkManegerの「ネットワークを有効」を、一旦チェックを外しネットワークをオフラインにし、もういちど有効にチェックを入れ、11nで認識させます。iwconfigコマンドで速度(Bit Rate)を確認します。
以上で終わりです。ご健闘をお祈りします。
オフライン
Ubuntu 9.10 Desktop版ですが、PLANEX の GW-US300MiniS は、使用出来ています。 ソースは、www.ralinktech.com からのダウンロードですが、最新版は、RT2870_LinuxSTA_V2.3.0.0.tar.tar.bz2 というのがありました。 これをコンパイルして、インストールし、無線LAN接続条件を設定すれば使用可能です。
オフライン