
Ubuntu日本語フォーラム
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apt-getからaptitudeへの乗り換えを考えています。今までapt-getで管理してきたライブラリが大量にありますが、それらを引き続きaptitudeで管理可能でしょうか?
また、apt-getとaptitudeそれぞれがどのようにパッケージを管理しているかを理解できれば上記の様な疑問への手助けになると思います。参考になる記事がありましたらお教え願います。
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私は英語が苦手なので、manpages-ja パッケージを入れています。
man は将来的に、info に移行するとどこかで見たような気がしますが、
依然としてよく参照します。
その man apt-get によれば、apt-get はユーザー側バックエンドで
aptitude などはフロントエンドと書いてあります。
つまり apt-get のライブラリを dselect, synaptic, aptitude などが利用しているのでは?
と思います。
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aptitudeは内部でapt-getを呼び出しているので、まったく問題なく移行できます。
(簡単に言えば、sudo apt-get install ... の、「apt-get」を「aptitude」にするだけです。)
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apt-getは、APT(Advanced Packaging Tool)というパッケージ管理システムのコマンドです。関連のものにapt-cacheという、ソフトの検索を行うコマンドもあります。
またこれらのコマンドは、Synapticやソフトウェアセンターからも使われます
APTは、インストールしようとしているソフトが必要とするソフトを、必要であればインストールしてくれます。(依存関係)
例えば、geditをインストールするには、pytonなどが必要。pythonをインストールするにはpython-minimalなどが必要です。このとき、geditをインストールしようとすると、pythonやpython-minimal、その他挙げなかったものをすべて導入し、使える状態にします。
逆に、pythonを削除しようとすると、geditやその他のアプリケーションも削除されます。
依存関係やソフトウェアのリストは、/etc/apt/sources.listに記述されたアドレスからダウンロードします。
このファイルは「システム」→「システム管理」→「ソフトウェア・ソース」からも書き換えできます。
ここを書き換え、apt-get updateすると、APTのデータベースが更新され、apt-get や apt-cacheを行えます。
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あいまいな記憶ですが、apt-getもaptitudeもaptのフロントエンドであって、別物だと聞いたような気がいます。
aptitudeは独自のログを持っていて、apt-getなどを使用していた状態で、aptitudeを使いだすと、aptitudeがインストールした覚えの無いもので、不要と判断したものを消してしまう恐れがあります。
初回使用時は、aptitudeのお勧めをそのまま受け入れてしまうと消されたくないものまで消されてしまう恐れがあるので、aptitudeが消そうとしたものをメモしておいて、別途、
$ aptitude install [消されそうになったパッケージ]
などとして、明示的にインストールしたことにする必要があるかも知れません。
aptitudeの管理するログの関係で、aptitudeを使い始めた場合は、その後もaptitudeを使いつづける方がよいと思います。
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皆様ご回答ありがとうございます。
aptitudeはapt-getのフロントエンドであるということと、aptitudeは独自のログを持っているということをヒントに検索したところ以下の記事が見つかりました。(英語)
http://www.psychocats.net/ubuntu/aptitude
以下抜粋です。
"aptitudeはremoveの際に依存するライブラリが他のパッケージが依存していない場合に限り削除する。
またaptitudeが正しく動作するように、updateをしたのちinstallを行う必要がある。それから、apt-getもしくはSynapticでのinstallはできないのとaptitudeでアンインストールを行うことによって依存性が削除されることを予期していないといけない。"
ここまではapt-get autoremoveで代用がききそうです。
また以下のQ&Aによるとディストリビューションのupgradeに大きな差があるそうです。
http://superuser.com/questions/93437/aptitude-vs-apt-get-what-is-the-recommended-aka-the-right-tool-to-use-actua
apt-get dist-upgrade と aptitude full-upgradeは別のルールで動作し、aptitudeの方が"大体いい"とのことです。
引き続きapt-get、aptitudeそれぞれのパッケージの依存性の管理方法の記事は募集しております。どのファイルで管理しているかだけでも分かれば助かります。宜しくお願い申し上げます。
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Ubuntuのパッケージ管理の基本は、dpkg ですので、まずは、これを調べ、次いで、apt を調べ、次に、aptitude と段階を追って行くのが回り道の様ですが、理解が早いのではないかと思います。
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これらの疑問に入門レベルから高等な利用法まで教えてくれる参考書があります。
日本語で、パッケージ管理の基本からエラーへの対処まで、細かく親切に解説されています。
APTが主体で、aptitude → DPKGの使い方 へと展開されていて、読みやすいです。
近くの図書館にあれば、即借りてください。
技術評論社 「入門 Debianパッケージ」
著者: ゆまだ あきら 監修: 鵜飼 文敏
平成18年6月1日 初版 第1刷発行
ISBN4-7741-2768-X C3055 2880円
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si 様>
ありがとうございます。確かにその通りですね。せっかくですのでこの機会に順繰りに掘ってみようとおもいます。
koisan1949 様>
ありがとうございます。パッケージ管理だけで本一冊できてしまうんですね。良い本ですね。
http://gihyo.jp/book/2006/4-7741-2768-X
パッケージ管理の観点からディストリビューションを学ぶのは非常に重要かもしれません。
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蛇足です。
私は兵庫県に住んでいます。ちなみに#7の参考書は、兵庫県立図書館にあります。
3週間借りた経験があります。じっくり読み、よい本だったので、買いました。
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