
Ubuntu日本語フォーラム
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14.04LTSのサポート期限がそろそろ切れます。
そこで、アップデートしようと思うので、情報あつめています。
1.アップグレードの情報はいろいろあるのですが、まとめのようなものはあるでしょうか?
2.既存の仕組みでアップデートをかけるのか、クリーンインストールか、どちらがいいのだろう。
※状況にはよると思うのですが、
3.LAMPでの注意点
4.LAMP以外のアプリでの注意点。
オフライン
本当に状況次第ですが…
・利用者が自分しかいない(=アップグレードで不具合起きてしばらくサーバが止まっても困らない)
・apt管理下のパッケージしか使っていない
・設定ファイルをがっつり書き換えている
という条件下ならアップグレードでもいいと思います。
パッケージの中にはアップグレードしたら機能が削られているものもありますので、うまく動作しない可能性もあります。
一方Ubuntuのインストーラは優れているのでapt管理下のパッケージはそのままアップグレードしてくれますし、設定ファイルも既存の設定のままにするか、置き換えるか選択できます。
一方、PerlのCPANモジュールのようにapt以外のパッケージ管理下のものはアップグレードされないどころか消し去られますので、再インストールの必要があります。
ちなみにLTSの場合、一世代ずつしかアップグレードできません。14.04LTSからの場合、16.04LTSにして、そこでとめるかそこから更に18.04LTSにするかの選択になります(6/7現在、18.04LTSにはアップグレードが用意されていないはず)。
上記の条件を満たさない場合、特に稼働中のサービスがある場合にはアップグレードは避けたほうがいいです。
通常は、新しいサーバに環境構築を行い、(hosts書き換え等による)動作確認を行った上でDNSを切り替える、という手法をとります。
オフライン
一昨日一台 do-release-upgrade を実行しました。実はもう一台 upgrade しなくてはいけないのですが以下のような問題が出て二台目は保留状態です。
do-release-update が最初の方で算定するファイルシステムの最小必要空き容量が正しくない場合があるようです。実際、このチェックをパスしたにも関わらずアップグレードパッケージのインストールが始まった後でディスクの空き容量不足でアップグレードが正常に完了しませんでした。私の場合、問題を起こしたパッケージのアップグレードには必要ないファイルを別パーティションに移して dpkg --configure を手で実行し、その後退避したファイルを元に戻してエラーとなったパッケージのインストールを完了させることできました。しかし、これは単に運が良かっただけでしょう。(もっと複雑な状況では私の技量では無理だったと思います。)
do-release-update が要求するよりどれくらい多く空き容量を確保すべきなのか、あるいは必要空き容量をどのようにして自分で計算すればよいのか私には分かりません。
ところで、現在 Ubuntu 14.04 をお使いとのことですが、kernel の version はどうなっていますか?
Ubuntu 14.04 の kernel には linux 3.13(linux-generic) と linux 4.4(linux-generic-lts-xenial) があります。
3.13 の場合は最悪 upgrade 後は boot しないとかboot しても kernel interface の差異で suspend/resume がうまくいかない、動かないプログラムが出てくるなどの可能性を事前に検討したほうが良いと思います。
# ソースを読んだわけではありませんが、 4.4 は 3.13 より PC の ACPI の bug の影響を受けやすくなっているようです。
# これとは別に私が使っているアプリケーションでは 4.4 になって
# /sys/devices/system/cpu/cpu?/cpufreq/stats
# がなくなったことで問題がおきました。(今は kernel option で intel_pstate を止めて急場をしのいでいます。)
一昨日の時点では 16.04 に upgrade した kernel は 4.4 でした。
# 16.04.5 のリリース後はどうなるんでしょうか?ご存じの方教えて下さい。
従って既に 4.4 kernel をお使いならこの手のトラブルに見舞われる可能性は(ゼロと断言はできませんが 3.13 よりはかなり)小さいと思います。
オフライン
遅れてレスですみません。メール通知がオンになっていなかったので気づきませんでした。
>ところで、現在 Ubuntu 14.04 をお使いとのことですが、kernel の version はどうなっていますか?
>Ubuntu 14.04 の kernel には linux 3.13(linux-generic) と linux 4.4(linux-generic-lts-xenial) があります。
kernel のバージョンは、3.13.0-48-generic です。
オフライン
16.04 は kernel 4.4 なのでまず upgrade 後に kernel が動くかを確かめたほうが良いと思います。(理屈の上では動くはずですが、現実には UEFI の bug 等のせいで動かない、あるいは一部機能が使えないことは十分あり得ます。)
アップグレードを試みる場合でも失敗した時に備えてどのみちインストールメディアは作成しておかなければならないので、「ubuntu を試す」でハードウェア的な問題が起きないか確かめたほうが良いでしょう。
14.04 のまま linux-lts-xenial をインストールして 4.4 kernel をテストすることもできますが、リスクが全く無い訳ではありません。ただ、grub menu で 3.13 kernelと 4.4 kernel を選択できる(reboot が必要ですが二つの間を行き来できる)のは便利でした。
#2 でアップグレード保留と書いたマシンですが、結局 /var/apt/cache を一時的に4BG位の空のファイルシステムに移して空き容量を確保した以外には do_release_upgrade でアップグレード自体はすんなり終了しました。むしろ大変だったのはその後で自分で書いた /etc/init.d 下のファイルの systemd への移行で、未だに完了とは言えない状態です。
オフライン
taka.zoo.n さん
kernel の問題があるのですね。勉強になりました。ありがうございます。
オフライン