Ubuntu日本語フォーラム
ログインしていません。
日本語環境セットアップ・ヘルパから、latex-env-ja と latex-extra-ja をインストールしました。
ためしに、簡単な文章を platex で処理して、xdvi で見てみると、句読点が、右上ではなくて、左下に出現します。
括弧類も、横書きの時のまま出てきます。なにか、大事な事を、見落としているのかもしれません。
対処法を教えてください。
ちなみに、最初、Emacs で文章と入力して、xdvi で見ると、文字化けしました。あちこち検索して、
Emacs で、C-x <RET> f と打って、iso-2022-jp-unix と打つと、文字化けしなくなりました。
また、ファイルの書き出しは
\documentclass{tarticle}
\begin{document}
という、特にかわったものではありません。よろしく、お願いします。
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付け加えます。
platex で処理したあと、出現するメッセージの一部が文字化けしていること。
xdvi を使った後のメッセージが、警告であること。以下の通りです。
warning: FT_OpenType_Validate is disabled. Replace FreeType2 with
otvalid-enables version.
よろしくお願いします。
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さらに、付け加えると、文字化けの部分は、以下の通りです。
This is pTeXk, Version 3.141592-p3.1.10 (euc) (Web2C 7.5.4)
%&-line parsing enabled.
(./tex1.tex
pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2005/12/01> patch level 0)
(/usr/share/texmf/ptex/platex/base/tarticle.cls
Document Class: tarticle 2006/06/27 v1.6 Standard pLaTeX class
(/usr/share/texmf/ptex/platex/base/tsize10.clo)
(/usr/share/texmf/ptex/platex/base/plext.sty)) (./tex1.aux) �Խ��ȥ⡼�ɡ
[1] (./tex1.aux) )
Output written on tex1.dvi (1 page, 2428 bytes).
Transcript written on tex1.log.
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たぶん下記の報告と同じ現象だと思います。
[debian-users:49844] 縦書きの句読点などがおかしい
otvalid を有効にして、libfreetype6をソースからコンパイルしなおす必要があるようですね。バグといえるかどうかよくわかりませんけど…。下記のエラーメッセージが出る原因も同じだと思います。
warning: FT_OpenType_Validate is disabled. Replace FreeType2 with
otvalid-enables version.
家の環境の場合、xdviでの表示については同様の現象が起こりますが、dvipdfmxを使ってpdfに変換すれば、縦書きの括弧類・句読点などは正常に表示されます。なので、あまり気にしていません(そもそも縦書きはほとんど使わないし)。ただ、Scimの設定の句読点のスタイルを「,。」にすると、「,」だけ位置がおかしくなります。「、。」なら問題なしです。
また、platexコマンドの文字化けは、デフォルトで端末の文字コードがUTF-8になっているためだと思います。端末のメニューの「端末>文字コードの設定>追加と削除」で、日本語(EUC-JP)を追加して、文字コードをEUC-JPに変更すれば文字化けは起こりません。
This is pTeXk, Version 3.141592-p3.1.10 (euc) (Web2C 7.5.4) %&-line parsing enabled. (./test.tex pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2005/12/01> patch level 0) (/usr/share/texmf/ptex/platex/base/tarticle.cls Document Class: tarticle 2006/06/27 v1.6 Standard pLaTeX class (/usr/share/texmf/ptex/platex/base/tsize10.clo) (/usr/share/texmf/ptex/platex/base/plext.sty)) (./test.aux) 《縦組モード》 [1] (./test.aux) ) Output written on test.dvi (1 page, 396 bytes). Transcript written on test.log.
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vine_user さん、有難うございます。理由が分かったので、精神的に落ち着きました。文字化けも
無くなりました。また、 pdf ファイルに変換すると、ちゃんと表示されるので安心しました。
libfreetype6 の方ですが、ファイルの検索をして、たぶん、libfreetype6_2.3.9-4ubuntu0.1_i386.deb
が、該当するファイル(パッケージ)だろうと思いましたが、当たってますか? コンパイルしなおす方法を、時間のある時で結構ですから、教えてください。今まで、インストールは、ソフトが勝手にやってくれるという環境にいたため、ソースから作るという経験がありません。よろしく、お願いします。
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ソースファイルの中のmodules.cfgというファイルの127行目の
#AUX_MODULES += otvalid
の先頭の#を削除し、再コンパイルすればいいようで…。コンパイルは出来たような気がするのですが…。
作ったdebファイルをインストールしようとしたら、既存のパッケージを削除するよう求められました。そこで、libfreetype6のアンインストールを試みましたが、いろんなものが根こそぎ削除されてしまうようで…。
残念ながら、僕にできるのはここまでみたいです。バグ報告してみますかね?
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vine_user さん、ご苦労をおかけして、すみません。私の出る幕じゃ無さそうですね。
こんなに大変な事なら、バグと言っていいのではないでしょうか?
xdvi の出力は、本当に不格好です。使い物になりません。いつか、直ることを願ってます。
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土村さんのところの ptetex3 の xdvi(k) では同じ Warning で「鈎括弧」が横書きのままでしたが,
同じく土村さんのところの ptexlive の pxdvi (日本語化対応 xdvi)では縦書き表示できました.
xdvi のソースコードの対処でなんとかなるはずということでしょうか?
ちなみに Fedora 11 ではどちらでも綺麗に縦書き括弧が出ました.
他のスレッドでも書きましたが Fedora でも Ubuntu でもレポジトリの pTeX は utf8 が通らず使い勝手が悪いので,
Ubuntu ではインストールそのものを避け,Fedora は依存関係のため最小限のインストールにして使っていません.
現在 ptetex3, ptexlive を共存させて動作の実験中です.
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libfreetype6をリビルドして再インストールしたら、うまくいきました。デフォルトのlibfreetype6-devを入れたままだったのが原因でした。
patchを工夫してもう少しスマートにできないか検討中ですので、具体的な方法は後日改めてお知らせします。
ちなみに、バグ報告したとしても利用者が少ないので、治るかどうかは微妙だそうです(某Japanese Teamのメンバーの方の見解)。
einundzwanzighundertsechsさんへ
pxdviをコンパイルしても可能かも知れませんが、たぶん既存のtex環境を利用してlibfreetype6をリビルドした方が簡単だと思います。UTF-8への対応も期待したいところですけど。Fedora11では、OpenOffice.orgの縦書きもまともになってますね。
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オフトピでごめんなさい.
manabunさん,vine_userさんへ
決して pxdvi を薦めているわけではなく,「こんな手もあるよ」のつもりの単なる情報でした.
Ubuntu 公式の pTeX 環境をくさすつもりも全くありません.
ptexlive では予め texlive を Live CD から install する必要があって,容量は
$ du -h --max-depth=0 /usr/local/games/*tex* 377M /usr/local/games/ptetex 131M /usr/local/games/ptexlive 1.9G /usr/local/games/texlive
の通りです.簡単なサイズではありません.EeePC(16GB) へのインストールは躊躇しています.
公式レポジトリの texlive を利用して ptexlive がインストールできれば良いのですが...
% インストール先は Knuth 先生の TeXbook 第1章を尊重しました.
言い訳じみていますが,私のところでは頻繁に pstricks パッケージを使うので,日本語の通る dvips が必須です.
dvipdfmx は pstricks を理解しませんし,他のスレッドで dvipdf は日本語を通さないと書かれていたのを読みました.
dvipdf は ghostscript パッケージのスクリプトで dvips と ps2pdf をパイプするものですから,
公式レポジトリの dvips も日本語を通さないと言うことなのでしょうか?
% グラフィック関連のパッケージで dvips をデフォルトのドライバとするものは多いと思うのですけど...
texlive の dvips は NG, ptetex3 の dvips(k) と ptexlive の pdvips は OK でした.
そこで pdvips を使うよう dvipdf を編集して pdvipdf としました.
% 利用者数のことを考えると U でも F でも公式レポジトリの pTeX が私の使用目的に合うようになることは望み薄ですね.
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この問題は修正される可能性が低いので、対処法の1つとして、今回僕が行った作業を紹介しておきます。再配布などは考慮していませんので、あくまで個人的に導入するパッケージを作成する手順にすぎません(9.04 jaunty対応)。正式なパッケージング方法については、下記のWikiを参照して下さい。
UbuntuPackagingGuideJa
まず、libfreetype6をビルドする環境を整えます。
$ sudo apt-get build-dep libfreetype6
debuildというコマンドを使いますので、これを含むパッケージを追加しておきます。
$ sudo apt-get install devscripts
ホームディレクトリにsrcというディレクトリを作成し、その中に移動します(以下、ここにソースファイルを保存して作業します)。
$ cd (←端末の起動直後の場合は不要です)
$ mkdir src
$ cd src
続いて、ソースファイルを入手します。
$ apt-get source libfreetype6
(注意:sudoは付けずに実行して下さい)
~/src/freetype-2.3.9/debian/patches-freetypeの中に、下記の内容のpatchファイルを「add-otvalid.patch」という名前で保存します。
Index: freetype-2.3.9/modules.cfg @@ -124,7 +124,7 @@ # OpenType table validation. Needs ftotval.c below. # -# AUX_MODULES += otvalid +AUX_MODULES += otvalid # Auxiliary PostScript driver component to share common code. #
~/src/freetype-2.3.9/debian/changelogというファイルの1行目のバージョン名を変更します(本来はどのような変更を加えたのか記述するべきですが、ここではバージョン名の変更のみにしておきます)。
freetype (2.3.9-4ubuntu0.1) jaunty-security; urgency=low
↓
freetype (2.3.9-4ubuntu0.2) jaunty-security; urgency=low
~/src/freetype-2.3.9/debian/patches-freetype/seriesというファイルの最終行に下記の1行を加えて保存します(これで新たに加えたpatchが適用されます)。
add-otvalid.patch
~/src/freetype-2.3.9/debian/libfreetype6.symbolsの322行目に下記の1行を加えて保存します(リビルドに失敗した際に端末に表示されたものです)。
otv_module_class@Base 2.3.9-4ubuntu0.2
最後に、下記のコマンドを実行します。debuildコマンドは、システムに影響を及ぼさないよう、一般ユーザで行って下さい。debuildは結構時間がかかります。
$ cd freetype-2.3.9/
$ debuild -us -uc
これで~/srcの中に「libfreetype6_2.3.9-4ubuntu0.2_i386.deb」というパッケージが出来るので、これをダブルクリックして、gdebパッケージインストーラでインストールします。
以上で、xdviの縦書き表示が修正されると思います。
※ 作業工程に問題があれば、ご指摘下さい。
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changelogの記述にはdchを使うとよろしいかと思います。
バージョン名をインクリメントするならdch -iで。
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なるほど!自動的にバージョン名が変更されますね。
どうもありがとうございます。勉強になります。
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またまたオフトピ気味で済みません.「縦書き」関連なのでご容赦下さい.
einundzwanzighundertsechs による投稿:
dvipdfmx は pstricks を理解しませんし,他のスレッドで dvipdf は日本語を通さないと書かれていたのを読みました.
dvipdf は ghostscript パッケージのスクリプトで dvips と ps2pdf をパイプするものですから,
公式レポジトリの dvips も日本語を通さないと言うことなのでしょうか?
% グラフィック関連のパッケージで dvips をデフォルトのドライバとするものは多いと思うのですけど...
不確かな情報でした.済みません.実際にインストールしてみたら日本語が通りました.
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=30447
ただ dvipdf では縦書き括弧が横書き括弧のまます.
dvipsk の問題ではなく ps2pdf (ghostscript の pdfwrite まわり ) が縦書きを完全には扱えない様ですね.
実は U, F とも公式の ghostscript の縦書きの扱いと ipa フォントの扱い(縦書き文字位置がずれる!!)に満足していません.
独自にパッチを当てた ghostscript-8.64 を使って凌いでいます.独自パッチ版 ps2pdf だと OK でした.
ディスクスペースを節約するため,公式レポジトリの texlive をベースに ptexlive がインストール可能か挑戦してみます.
オフライン
最初は、
~$ sudo apt-get build-dep libfreetype6
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 12 個。
次は、
:~$ sudo apt-get install devscripts
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
bsd-mailx dctrl-tools dput libapr1 libaprutil1 libauthen-sasl-perl
libdevel-symdump-perl libio-pty-perl libio-stringy-perl libipc-run-perl
libparse-debcontrol-perl libpod-coverage-perl libpq5 libsvn1
libterm-size-perl libtest-pod-perl lintian patchutils postfix subversion
wdiff
提案パッケージ:
debtags cvs-buildpackage devscripts-el libfile-desktopentry-perl
libnet-smtp-ssl-perl mutt svn-buildpackage debian-keyring debian-maintainers
equivs ubuntu-dev-tools libcrypt-ssleay-perl libsoap-lite-perl
libyaml-syck-perl mini-dinstall yaclc bzr libdigest-hmac-perl libgssapi-perl
binutils-multiarch libtext-template-perl procmail postfix-mysql
postfix-pgsql postfix-ldap postfix-pcre sasl2-bin resolvconf postfix-cdb
subversion-tools db4.6-util
以下のパッケージが新たにインストールされます:
bsd-mailx dctrl-tools devscripts dput libapr1 libaprutil1
libauthen-sasl-perl libdevel-symdump-perl libio-pty-perl libio-stringy-perl
libipc-run-perl libparse-debcontrol-perl libpod-coverage-perl libpq5 libsvn1
libterm-size-perl libtest-pod-perl lintian patchutils postfix subversion
wdiff
アップグレード: 0 個、新規インストール: 22 個、削除: 0 個、保留: 12 個。
E: ロック /var/cache/apt/archives/lock が取得できませんでした - open (11 Resource temporarily unavailable)
E: ダウンロードディレクトリをロックできません
となります。これが、何回目かのトライなんですが、あるときは、端末上が、灰色っぽくなって、
「メールのなんとかを選んでください」と表示があり、下に、何通りがの方法が書かれた状態になって、
にっちもさっちも行かなくなります。私には、、ちょっと高度過ぎるかなと思っています。
実は、12年前から使ってる、Windows 95 のLaTeXが、今でも使えるので、そっちでやればいいのかなとやや弱気に
なってます。
オフライン
manabun による投稿:
アップグレード: 0 個、新規インストール: 22 個、削除: 0 個、保留: 12 個。
E: ロック /var/cache/apt/archives/lock が取得できませんでした - open (11 Resource temporarily unavailable)
E: ダウンロードディレクトリをロックできません
このエラーですが、アップデートマネージャが起動していませんでしょうか?またはSynapticパッケージマネージャを開いたままにしているとか。他のパッケージ管理ツールを使用していると、エラーになります。
また、「灰色の画面」ですが、ここは書き忘れましたね。
Postfix Configurationのことだと思います。
最初の画面:タブキーで、下部の「了解」をアクティブにしてEnterして下さい。
次の画面: 同様に「設定なし」を選択し、下部の「了解」をアクティブにしてEnterして下さい。
これでいかがでしょう?
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アップデートマネージャーなどは、起動してないと、思うのですが?
「灰色の画面」は、いつ出てくるか押さえてないので、まだ、試せてません。
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vine_user さん、有難うございました。 できました。最初の方のエラーは、ubuntu を再起動させると、なおりました。
次に、add-otvalid.patch に問題が生じ、# の後の空白や、ピリオドの打ち忘れなど、要するに、vine_user さんの
打った通りに直すと、debuild ができました。さっそく、TeX のファイルを xdvi で見てみると、なんと、句読点、括弧が
きちんとあるではありませんか。飛び上がるほど嬉しくなりました。本当に有難うございました。
ただ、喜んだのもつかの間、xdvi の使い方が分かりません。次のページへと思って、Navigate の next をクリックしても
ブザーが鳴るだけで、ページが代わりません。これはこれで、これから、Help など読んで解決しようと思っています。どうしても
分からなければまた、質問します。
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add-otvalid.patchは、コピー&ペーストしていただければ楽だったのに…。ちなみに、これは diff -u コマンドを使って出力したものを微調整した内容です。
$ diff -u (変換前のファイル名) (変更後のファイル名) > (patchファイルの名称)
という感じで使います。前出の投稿では、省略してしまいましたが。
xdviのページの切り替えの問題については、普段ほとんどペラものしか作っていないので、あまりお力になれないかも知れません。
helpその他を参照してもわからなかったら、また改めてスレッドを立ててみて下さい。TeX使いは、残念ながら少数民族のようですので、なかなか回答が得られないかも知れませんけど。
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