9.10では、起動高速化のためにHDDを先読みする目的で ureadahead が使われます。
http://packages.ubuntu.com/ja/karmic-updates/ureadahead

※ CDからインストールした直後は sreadahead を使っていますが、
※ http://packages.ubuntu.com/ja/karmic/sreadahead
※ アップデートをかけると sreadahead は ureadahead への移行用パッケージになり、自動的に ureadahead が入ります。
※ http://packages.ubuntu.com/ja/karmic-updates/sreadahead

ですが、この ureadahead がメモリを使い切ってしまい、さらにその後解放してくれず、Ubuntuの動作を大変遅くする事があります。

https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/ureadahead/+bug/492841
https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/ureadahead/+bug/501715
などが該当バグ報告と思われます。

私の経験では、搭載メモリ512MB以下など一昔前のPC環境でこの事態が発生すると、ほとんど操作不能の域まで操作が重くなる事がありました。

対処として、ureadahead と sreadahead を削除して再起動すればHDDの先読みが行われなくなるので問題が解決します。


ただし、ureadahead や sreadahead を削除すると、メタパッケージなので動作自体に問題は出ないのですが ubuntu-minimal という
非常に重要と思われるメタパッケージが依存関係で削除されるので、今後10.04へのアップグレードなどを行ったときに問題が出るかもしれません。
ubuntu-minimal が削除されてしまうので投稿を4ヶ月ためらいましたが、この問題が発生すると
Ubuntuをはじめたばかりの人の印象をはなはだしく損ねる(重くて使えないOS)と思う事、また実際にこれが起きると非常に困るのでご報告致します。