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Ubuntu日本語フォーラム
ログインしていません。
皆様
日頃よりGMA500 (Intel Graphics Media Accelerator 500 : codename Poulsbo)に悪戦苦闘されていることと思います。
そこで、ご使用の機種やUbuntu versionの垣根を越え、Poulsboに関する広範なIssues、Tips、Tweaks、Workaroundsなどをこのトピックに集約することができればと思っております。Xorgの問題からマルチメディア再生の問題までできる限り有用な情報を集めていきたいと思います。
これからGMA500搭載のPCを買いUbuntuを使おうかと悩んでいる方、現ユーザでお困りの方、本家トピックへReplyを協力して頂ける方、最新パッケージのテストに参加して頂ける方、等々どなたでも気軽にご投稿下さい。
※ 当tistaでご回答出来る範囲なら即回答・即テストできますし、深刻な問題なら本家トピックに投稿致します。アドバイザの皆様におかれましても、GMA500固有の問題の可能性をご推察なさった場合は当トピックへご誘導下されば何らかの手助けができるかも知れません。
[本家トピック]
Guide to Get the Best Performace from the GMA 500
[Wiki]
HardwareSupportComponentsVideoCardsPoulsbo
では、宜しくお願い致します。
tista
いきなりご連絡なのですが、きたる11月6日(土)にEvents/Ubuntu 10.10 リリースパーティー東京が開催されるようで、現在参加者大募集中だそうです。
[詳細Wiki]
Ubuntu 10.10 リリースパーティー東京
恥ずかしながらtistaも参加希望で登録させて頂いております。当日は当方のMaverick on VAIO P (VPCP11AKJ)を持参致しますので、
「実際の動作を見てみたい」
「設定を見せてほしい・あるいは見てほしい」
「インストールを手伝ってほしい」
「ベンチマークで勝負してみたい」
などなど、興味がお有りの方はぜひご参加下さい。(定員が予定数以上に達すると開催できるようですので。)
取り急ぎ、ご連絡まで。
hito様
スティッキー登録ありがとう御座いました。
さて、最新Topicをひとつ。
GMA500/fixリポジトリにてMaverick用Poulsbo-configパッケージの不具合修正版をテスト中です。
下記のPPAリポジトリにて公開しており、本家トピック内でテスト結果を収集中です。
Intel GMA500 'Poulsbo' drivers # Testing
今回の修正要件の目玉:
・initiramfsへのv86d、uvesafb組み込みによるnative resolution描画でPlymouth実行。
・メモリアロケーション問題への更なる不具合修正策の適用。
・いくつかのマシンでのshutdown不具合の回避。
・・・etc.
となっております。Maverickをお使いでPoulsboの最新版テストをしてもいいという方はぜひお試し下さり、結果を直接本家トピックに投稿頂くか、こちらに投稿して頂きistaの翻訳で良ければ代筆で本家トピックに投稿致します。
今回のテストにて好結果となればメインPPAのGMA500/ppaのほうへ本パッケージを適用する予定だそうです。
tista
事例紹介 No.0001
・対象トピック・・・vlcの再生画面がBWのうえ異常に縦長に
・対象カテゴリ・・・Poulsbo マルチメディア
・対象パッケージ・・・Poulsbo全般 vlc
[捕捉]
マルチメディア再生に関しては、できる限りGMA500/ppaにて配布されるmplayerやvlcをお使い下さい。これは、GMA500で利用できるVA-APIという動画再生支援を有効にするためです(現状ではビデオ出力をX11に設定することでVA-API無しでも再生可能ですが、xvに比べるとその性能は比べるべくもなく低いものですし、あるいはglを利用するという手段もあり得ますが、これもVA-APIは無効です)。
また、mplayerに対するGUIフロントエンドはgnome-mplayerをご使用頂くのが最も簡便です(同パッケージもGMA500/ppaにて配布されています)。vlcに関しては現在も対応が進んでおりますがいまだ特定の環境で動作しないなどの報告が多く寄せられます。あるいはGstreamerへvaapi実装を行うためには(Totem等で再生するためには)、現時点ではGstreamer-vaapiを自身でソースからビルドして頂く必要がある上、いまだ決定的な成功例はないような気がします(Totemを使わずgstのCUIツールにてVA-API再生に成功した例はあるようです。)
最後に、Lucid Lynx (Ubuntu 10.04)にてGMA500/ppaよりVA-API対応済みmplayerを導入した場合、libvaとのバージョン不一致にてmplayerが起動出来ない問題が発生する場合があります。その場合、現時点での最新libva-0.31.1.1からmplayerの必要とするバージョンへシンボリックリンクを張って対応してください。これはMaverickに対応する際にlibvaが大きくversion-upし、Lucid用リポジトリ内のmplayerが依存するライブラリの定義を更新しないまま配布されていることによると思われます。synaptic等で最新パッケージへ移行される際には注意してください。
事例紹介 No.0002
・対象トピック・・・GMA500 psbドライバの動画の再生の問題
・対象カテゴリ・・・Poulsbo マルチメディア
・対象パッケージ・・・Poulsbo全般 mplayer
[捕捉]
mpayer-vaapiでは下記のように再生します。
mplayer -vo vaapi -va vaapi 動画ファイル
"-vo"とはビデオ出力を、"-va"はビデオアクセラレータを指定します。mplayer-vaapi(VA-API対応済みmplayer)ではともに"vaapi"を指定します。併せて事例紹介 No.0001もお読み下さい。
[Tips] WebでGMA500に関する情報を収集するにあたって [Tips]
海外では多くの場合、尺の長くなる記述や長い正式名称の記述を避ける目的や文化的な慣習のため、"愛称”や”略称”で記述する場合が多いものです。Ubuntuユーザのコンテンツ類も例に漏れず、例えば”Ubuntu 10.04 LTS”と記述せず、単純に"Lucid"と記述します。これはWeb検索に利用するキーワードへも当然影響します。
より多くの情報を収集したいなら、検索キーワードに"Lucid"や"Maverick"、"Poulsbo"や"psb"などを適宜加えて頂ければ目的のサイトにヒットする確率が上がるかも知れませんよ♪ これはGMA500に限ったことではないので、多くの場面で「正式名称に代わる愛称」を知っておくことはWeb検索では重要になります。
現時点では残念ながらGMA500に関する情報をWebから断片的に収集し、ご自身の環境に併せてご自身で構築して頂く作業が少なくありません。その敷居の高さもあり、当トピックを有効に活用できればと思っております。
tista
[Topic]GMA500に関する基礎理解と経緯 ーその1ー [Topic]
不定期に数回にわたり、GMA500に関するこれまでの経緯も含めて解説をしていきます。
まずは、こちらのWikipediaの記事:Intel GMA
をご紹介します。
そもそも我々がGMA500と呼称しているのはグラフィックデバイスです。このGMA500はIntel Atom Zシリーズプロセッサ用の統合チップセットUS15Wに内蔵されたグラフィックス機能を担当する部分を指しています(現在のAtom Z560以降、US15Xチップセットも流通しています)。そう、「統合チップセット」と聞いただけではるか昔の悪戦苦闘が脳裏に蘇る方も多いかと思います。Intelをはじめ、一般的には統合チップセットではグラフィックデバイス固有のRAM(すなわちVideoRAM)を持ちません。描画に用いられるRAMはメインの物理メモリから割り当てられることになります。例えばWindows用のIntel統合チップセット用グラフィックドライバであれば、そのニーズに応じて"動的に"VideoRAMを割り当てることが可能です。
しかし、これはあくまでプロプライエタリドライバ(すなわちソースが公開されていないドライバ)をハードウェアメーカが作成し、Windowsというプラットフォームへ提供するという前提で初めて利用できるものです。実はGMA500のドライバ開発においてもこの"動的に"というVideoRAMの割り当ては非常に厄介です。そのため、"静的に"ある程度予想されるVideoRAMの分をあらかじめシステムから剥奪することでVideoRAMとして強制的に割り当てます。それがGrubへ記述するような下記のコード:
mem=1920mb (例えばRAM 2GBのマシンの場合)
で定義しています。ただしこのVideoRAMは狭義にはメモリアドレスの問題もあり、ただ単に量だけの問題ではありません。それが現在も試行錯誤中のメモリアロケーションへの対応の難しさに現れています(初期のころは48MB程度を割り当てれば良いと思われていましたが、現在は128MB程度は割り当てる必要があるというのが妥当なようです)。つまり、物理メモリのうち、Video用に割り当てる領域はメモリの中のどの辺りにあるのかということです。これはハードウェアにより大きく左右されます。我々Poulsboドライバのテスタも含め、最終的にはユーザが手動でいかなる設定をも変える必要なく完全に動作させることが目標です。
このように、Grubへ何気なく記述していたコードにもいろいろな経緯から生まれた必然があるのがおわかり頂けたでしょうか。次回は実際のPoulsboドライバがUbuntuの進化とともにどういう変遷を辿ってきたかを解説できればと思います。
tista
[Tips] GMA500に関する最新のGrub起動オプションに関して [Tips]
当初、第二回基礎トピックとしてUbuntuでのPoulsboドライバ開発の経緯をご説明しようかと考えていたのですが、それより先に現時点にて最良と思われるgrub起動オプションのご紹介をしたほうが役に立つような気がしたので、その話題を少し。
まず、現状のメインのPoulsboメンテナンサであるlucazade氏も含め、本家トピック内の話題は主にMaverickへの対応へシフトしつつあります。当方もLucidからMaverickへ移行し終わったところです。従って、JauntyやKarmicをお使いの方が本記事をそのまま適用する場合は注意して下さい。多くの場合はデメリットが発生しないとは考えられますが、よきせぬ不具合を誘発する可能性もありますので、ご注意下さい(これはKarmicからLucidへVersionUpするタイミングでUbuntu側でKMSへの対応が謳われ、Poulsboドライバの内部構造も大きく変化しています。これについては後日改めてという事で・・)。
基本的には、Wikiに記載されている通りに行えば問題なく使用できるはずです。これまでの経緯としてVAIOのようなマシンでは
mem=XXXmb nohz=off
を推奨しておりましたが、これは継続して推奨致します。ただし、Wikiにある通り、記載するメモリ量は物理メモリから128MB引いた値として下さい。これは現在テスト中のuvesafbを用いたPlymouthの高解像度描画の際に、メモリアロケーションによるPlymouthクラッシュを抑制するための策です。近いうちにGMA500/ppa内のPoulsbo-configパッケージをVersionUpする予定ですが、その際は注意して下さい。
今回、そこに加えて下記のオプションも追加することになります。
pci=nocrs
これもメモリアロケーション問題を回避するために新たに用いることになりました。多くの機種で非常に有効に作用し、副次的な不具合も少ないオプションです。
さらに、LCD輝度調整のファンクションキーが搭載されているマシンが殆どだと思いますが、それらのいわゆるHotKeysを動作させるため、下記のオプションも継続して推奨致します。
acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendor
また、一部の機種では追加で下記のオプション
acpi_skip_timer nomodeset
も有効に働く場合があります。
現時点でのGrub起動オプションは以上のようになります。もしお使いの機種に特化した情報を得たい場合はご質問下さい。
tistaさん
大変わかりやすいまとめありがとうございます。
未だにKarmicから抜けだしていないONKYO BXユーザです。
本当はLucidにしたいのですが、本家のwikiを見ると、ちょっとづつ進展はしているものの、なかなかKarmicと同等にはできていない様で・・・。
強力な動画再生支援が使える上に、なかなか省電力なGMA500は、自分の用途にはぴったりなので、これからも使い続けていきたいものです。
オフライン
hippocampus様
Replyありがとう御座います。
仰るとおり、依然としてKarmicでのPoulsboドライバの動作・性能は素晴らしいものがあります。
これは我々テスタも周知の事実として受け止めなくてはなりません。
マルチメディアの観点で言うなら、やはりxvが利用できるというのは汎用性に優れ、かつ安定した動作をお約束できます。
一方で、Lucid以降のUbuntu、強いてはXorgも含めてかなり新しい実装にチャレンジしておりますので、機会があればまずはUSBスティック等にインストールしてお試し頂ければ幸いです。tistaとして最も注目しているのはやはり起動時間の短縮化です。
実は私は生粋のUbuntuユーザというわけではなく、少し前までMoblinにてGMA500をIEGDにて動作させるプロジェクトに参画しておりました。その際に痛切に感じたのは稲妻のように高速に起動するフルサイズLinuxへのニーズが予想以上に高いことです。そして、発表されたLucidの高速起動システムは素晴らしいと感じUbuntuへ移行しました。わずか数秒のCold Bootで起動できれば、Suspend/Resumeが必要なくなる可能性もあるでしょう。しかし、残念なことにPoulsboドライバをKMSで適用した場合はBootが遅くなるという弊害もあります。私としてはPlymouthを高解像度で描画するより、Plymouthを停止して1秒でも起動が高速化するなら後者を選択します。
Notebookにおいては高速起動は非常に重要なポイントです(ちなみに私のVAIO Pはgrubから約14秒で起動を完了します)。また、最終的にはinitramfsは必要なくなるかも知れません。initramfsは高い汎用性でroot file systemをマウンドするためにのみ存在すれば良いので、可能な限り小さく速いinitramfsが必要です。これはUbuntuの目指す方向とは異なるかも知れませんが、Netbook Editionへ注力するならSreadaheadの採用とinitramfsの廃止を検討してみても良いかとも思っています。
最後に、Lucid以降のPoulsboドライバでは、"完全なオープンソースドライバ”を目指し、日々改修を行なっております。一人でも多くのテスタを擁することが出来れば、それだけ対応機種も広がり、多岐に渡る膨大なTipsを得ることもできるでしょう。GMA500は確かに取り組み甲斐のあるデバイスですが、反面、魅力も大きいと感じています。
[Tweaks] Maverick & Poulsboの環境でのSuspend/Resume [Tweaks]
注)これはあくまでtistaのVAIO P (VPCP11AKJ)でのTweakです。すべての機種での動作を保証するものではありませんが、今後Maverickを導入予定、あるいは導入済みの方には有用になるかも知れません。
1. -- まず、Maverickでは以下の設定ファイル:
/etc/modprobe.d/poulsbo.conf
には、
options psb disable_vsync=1
と記述して下さい。必ずno_fb=1を削除しておきます。
これでpsbfbという仮想framebufferを使用した状態でXorgが稼働します。これはPoulsboでのSuspend/Resumeにおいて重要かと思われます。
2. -- 次に以下の設定ファイル:
/etc/default/acpi-support
を編集します。
2-1. -- CPI_SLEEP_MODE=memをCPI_SLEEP_MODE=standbyと書き換えます。
2-2. -- MODULES=""へ追記し、MODULES="psb"とします。加えてお使いのWiFiアダプタのmoduleも入れておくと自動で復帰させることが可能です(tistaはath9kをさらに加えています)。
2-3. -- さらにPOST_VIDEO=trueやSAVE_VIDEO_PCI_STATE=trueがコメントされている場合は適宜コメントアウトして下さい。
2-4. -- LOCK_SCREEN=trueは絶対にコメントアウトしないで下さい。tistaのVAIO Pでは必ずシステムクラッシュを起こします。ご面倒でもResume後にはパスワードダイアログにてパスワードを入力し復帰させるようにして下さい。
3. -- Wikiに記載されている対策のうち、Suspend by moving 99videoを下記のように適用します。
sudo mv /usr/lib/pm-utils/sleep.d/99video /usr/lib/pm-utils/99video
4. -- 一度Rebootします。
5. -- Gnome Power Manager(Gnome電源管理)にて「ノートPCを閉じたとき」のイベントを「サスペンド状態にする」にするなどで一度テストを行なって下さい。LCDを閉じるとSuspendへ移行し、LCDを開け、何らかのキーを押下するとResumeします。ここで正常にResumeできればパスワード入力のダイアログとマウスポインタが見えるはずです。
これがVAIO Pで現状のGMA500/ppaを適用した状態でs2ramを使わないSuspend/ResumeのTweakです。s2ramをtistaが好まない理由はアクセス可能なstorageに何らかのswap partitionあるいはswap fileを要求されるからです。もしMaverickをお使いで他機種にて正常動作が確認できれば本家トピックへ投稿致します。次期Poulsbo-Configパッケージにこの一連の作業をスクリプト化して同梱できる可能性があるでしょう。
[News] GMA500/ppa Poulsbo-Configパッケージアップデート完了のお知らせ [News]
本日、GMA500/ppaリポジトリにてPoulsbo-Configパッケージをアップデートしております。
先日までGMA500/fixにて動作検証を行なっていたものをメインGMA500/ppaへ適用した格好になります。
更新された内容は以下の通り。
・Initramfs内にuvesafbを組込み、ネイティブな解像度でPlymouthスプラッシュを描画できるようになりました。
・以前お伝えしたGrub起動オプションの多くが自動で適用されるようになりました。
・以前のパージョンの際に発見された多くの不具合を解消できる可能性が高まりました。
ご興味のある方は適宜updateして下さい。また、アップグレード後に新たに発生した不具合等はぜひこちらへご投稿下さい。出来る限り原文に沿う形で本家トピックへ投稿します。
動作報告に関しては下記のテンプレートをご利用頂ければ幸いです。
----- Begin ---------------------------------------------------------------------------------------
・Hardware ---
・Ubuntu Version ---
・Poulsbo動作
・Plymouthのネイティブ解像度描画 ---
・HotkeyでのLCD輝度調整の可否 ---
・その他のHotkey動作 ---
・前バージョンから改善された動作 ---
・本バージョンでも改善しない動作 ---
・本バージョンから新たに発生した不具合 ---
・Suspend/Resumeの動作 ---
・その他の特記事項 ---
----- End ----------------------------------------------------------------------------------------
tista
[Tips] 最新Poulsbo-Configを導入後にPlymouthを低解像度へ戻すには? [Tips]
前エントリにて最新Poulsbo-Configパッケージ適用に関するお話をしましたが、人によっては以前の低解像度でも構わないから起動速度を速めたいというご要望もあるでしょう(かくいうtistaはすでにPlymouth自体を起動シークェンスから外してしまいましたが・・・)。
今回のパッケージではuvesafbをinitramfsへ組み込んでいますから、initramfsを再構築して解決できます。
1. -- /etc/initramfs-tools/conf.d/splashの中の記述:
FRAMEBUFFER=y
の行頭へ#を付加し、コメントします。
2. -- /etc/initramfs-tools/modulesの最終行の記述:
uvesafb mode_option=1600x768-24 mtrr=3 scroll=ywrap
の行頭へ#を付加し、コメントします。
3. -- update-initramfs -uにてinitramfs再構築します。
4. -- これは任意ですが、Grubまで高解像度である必要もない場合は/etc/default/grubの下記の記述:
GRUB_GFXMODE=1600x768
の行頭へ#を付加し、update-grubで適用します。
以上でX以外の描画は以前の状態へ戻せます(解像度の値はあくまでVAIO Pのもので、当然ですがお使いのPCによって異なります)。
というのも、tistaはVAIO Pを使っていますが、あまりに高解像度すぎてVTコンソールが見にくくなり作業効率が落ちるだけでなく、描画が重くなるので手動で元に戻すことにしたという経緯が・・。起動時間も1〜2sec変わる可能性もあります。どなたかのお役に立てれば幸いです。
tista
[News] VAIO P 実験的kernel-2.6.35.4作成のご報告 [News]
きたる11月6日の10.10リリースパーティで、ご披露できるであろう実験的kernelが完成しました。
以前、tistaがmoblinにてテストを重ねた結果を生かし、initramfsを介さず高速に起動するIntel Atom最適化kernelです。今回はMaverickのkernel configを取り込み、kernel-2.6.35.4をベースに可能な限り3rd-Partyモジュールも同梱しました。幸いにもdebパッケージングも無事に終わり、現在VAIO Pにて試験動作中です。
パーティ当日までに重大な欠陥が表在化しないと判断した段階で、運がよければ当日来て頂いた皆様でご希望の方に配布できる可能性があります。ただし、あくまで実験的なテスト用kernelですので、高速起動をお試し頂くためのご使用へ限定させて頂きます。現時点ではメインリポジトリのLinux-image-2.6.35-22-genericと同様にPoulsboも遜色なく動作させることが出来ております。ただ、bootchartの取り込みがうまくいかず、チャート形式でご確認頂けないのが情けない所ではありますが、grubのOS選択からストップウォッチで計測する限りでは、tistaのVAIO Pで14secから12secと2秒程度は高速化しています。VAIO PのAtom Z530モデルとしては健闘しているのではないかと思います。
まずは「百聞は一見にしかず」ということで皆様のその目で動作をご確認頂くのが良いと思います。パーティ申し込みはまだ行なっているようですので、奮ってご参加下さい !!
[OffTopic] GMA500/Poulsboマシンでの高速化に関するいくつかのissues [OffTopic]
まずは、tistaが愛用するVAIO P (VPCP11AKJ)をMaverickで起動する際のbootchartをご覧下さい。
NotebookではAC駆動時、Batt駆動時、Batt充電時のように電源状態が起動時間へ直結します。これはUbuntuの場合、ACPIからキックされるupowerdによるpowersave等の各種パワーコントロールツールが稼働する為です(上記チャートはBatt駆動時で最も平均的な起動時間の代表値であり、平均して±1sec程度は変動します)。
この起動にはtistaがrebuildしたkernel-2.6.35.4-4を使用しています。initramfsを廃し、vmlinuzから直接的にroot file systemをmountします。これは昨今の高速起動を謳うLinuxOSでよく用いられる手法ですが、フルパッケージのUbuntuで果敢に挑んでいる方は思うよりずっと少ないでしょう。特にLucid以降はupstartがudevとの連携による更なる高速化を実現し、ハイスペックなSATA-SSDを擁したデスクトップマシンでは5秒程度で起動されます。ただ、残念なことにPoulsboすなわちUS15WチップセットではSATAは利用できません。そのかわり、SATA-SSDをSATA/PATA変換して接続することは可能です。実は面白いことに、このような変換を介したとしてもネイティブなPATA-SSDのそれを遥かに凌ぐ性能を発揮できます。VAIO Pで言うなら、128GB以上のSSD構成を選択して購入すればSATA-SSDの恩恵を受けることができます(ちなみにtistaのVAIO Pは64GB PATA-SSDで低速な方です)。
さて、SATAへ対応していないPoulsboでどのように高速化するかという本題ですが、tistaのbootchartをご覧頂ければお分かりのように、sequencial readが高速なSSDの利点を生かしureadaheadを最大限活用しましょう。ureadaheadでpackingした起動sequenceを起動初期へ集中し、その後は極力random readを抑えます。これはureadaheadのre-packing(packファイルの再構築):
sudo rm -f /var/lib/ureadahead/pack && sudo reboot
で実現します。rebootされた後のbootの際にboot sequenceのProfilingを行い、起動が完了した段階で一定時間後にpackファイルを生成します。
注) ureadaheadもboot sequenceを監視する機能があり、前回と著しく異なるプロセス群がコールされた場合、自動でre-packingします。
また、既に周知の事ではありますが、不要と思われるプロセスは積極的に停止します。ただでさえプロセスの多いUbuntuではかなり不利な点でもあります。ただし、Lucid以降のupstartではdaemon数が多少増減したとしても、実はそれほど起動が高速になる訳ではありません。CONCURRENCY=shellにて起動している場合は尚更です。
さらにhdparmの値を最適化することでH/Wレベルでさらにreadaheadします。
/etc/hdparm.conf
内の末尾へ以下のように記述します(ただし、これはお使いのSSDでの最適値をあらかじめ取得しておく必要があります)。例えばtistaは以下:
/dev/sda { quiet read_ahead_sect = 2048 lookahead = on io32_support = 1 write_cache = on }
のように記述しています。
VAIO PのSanDisk pSSD-P2 64GBではUDMA/100にて動作しますが、起動後のhdparm -t /dev/sdaにて約72MB/sec程度になります。
最後に、その他のexperimentalな設定に関してはMaverickリリースパーティにてお話できるかもしれませんね。
tista
[News] GMA500/PoulsboへEMGDを適用する試み [News]
lucaが発表したEMGD (Embedded Graphics Driver)を適用する試みがこちらへ掲載されました。
多くは描画能力の改善がなされており、suspend/resumeもたやすく実現できるでしょう。
ただし、これは極めてExperimentalな試みです。仮に不具合でXを起動できなくなっても、自力でpsbを使用していた環境を復元する自信のある方のみtryすべき内容になっております。そのため、tistaからこの作業に付随するworkaroundを提示することは控えさせて頂きます。
現状では、多くはDELLのマシンに対して親和性が高く、逆にSONYマシンでは極めて難物です。特にLVDS EDIDをprobingできないような機種では適用すべきではありません。EMGD側でEDIDを活用することが前提に近い構造ですので、XorgのMonitorセクションへ詳細スペックを記述しても無視される恐れが極めて高く、残念ながらスキルのある方以外にはお勧めしません。
内容的には専用PPAリポジトリを使い、customed Xorgのコアを適用したり、一部のXorgのパッケージをダウングレードしたりしたうえでEMGDのプロプライエタリドライバを導入しますので、そこからMaverick本来のXorg+psb構成へ"X"なしの環境から復元可能な方はtryして頂いても結構です。ちなみにtistaのVAIO Pでは残念ながら正常動作させることができず、psb環境へ復元しました。加えて、libvaでの不具合も誘発されることから、VA-APIは事実上動作不能になるでしょう。さらに最近の最大の関心事であるUnityの動作ですが、残念ながらpsbと同様、現状では不可能なようです。
ただし、もしこれを導入して劇的に動作が改善したならそれはtistaにとっても大変喜ばしいことです。願わくば、テスト環境でお試し頂くよう重ねてお願い致します。もしうまく動作しましたら、lucaへ一言お礼を言ってあげて下さい。きっと半狂乱で喜ぶと思います。たとえ2011.05でPoulsboがディスコンになったとしても・・・。
tista
[News] Compiz/Unityの登場 !? [News]
皆様
Compiz/Unity PPA for Nattyにて現在pre-alpha releaseのNattyに対応するCompizベースのUnityがPPAにて公開される予定だそうです。Poulsboテスタとしてはこれを待っていたという所が !!
現時点では、GMA500/Poulsboでのいかなるドライバ(psb or EMGD or IEGD)でもnative Unityは動作させることが出来ていません。これはOpenGLあるいはMesaのバージョン不一致やbamf、あるいはmutterやclutterの問題で実現できていないというの実情です(つまりウィンドウ描画のコアおよびClutterがクラッシュするという致命的なものです)。ここへ来て、概念的にはCompizプライグインのように振舞うUnityが完成する見込みだと捉えて良いでしょう。これは我々Poulsboユーザには朗報です。Maverick用PPAの公開はもうじきということで、tistaもVAIO P + Maverick + psb + Compizでテストしていこうと考えております。テストレポートは可能な限り早急にご紹介しましょう。
また、EMGDに関しては、MeeGo 1.1においてXorgが現在のEMGDで対応できないことを理由に、Intel側で適切なupgradeが行われる可能性が高まっています。これも引き続きMaverick用PPAへ対応していく予定です(XorgのダウンクレードをせずにEMGDを適用できる可能性が高まります)。EMGDに関してはFedoraあるいはMeeGo陣営のほうが先んじておりますので、そちらの情報も適宜収集しておいて頂く必要があります。ここで注意ですが、IEGDは既に過去のものとなりつつあり、IEGDに関するTipsは一部EMGDへは適用できない可能性があります(xorg.confはいまだ共通で問題レベルではありますが)。必ずEMGDに対するものか、IEGDに対するそれかをご判断下さいますようお願いします。もし有用と思われるkernel optionやxorg.confの記述等がありましたら、本家Topicへお知らせ下さい。
tista
tistaさん
精力的な情報提供ありがとうございます。非常に参考になります。
先日、一念発起して(というほどのことでもないのですが)、USBメモリにLucidのインストールをしてみました。
(本家のメンテナのLucazade氏が作成してくださったisoイメージを使用しました)
#実はMaverickも試してみたのですが、こちらはちょっと挫折してしまいました。
#ONKYO BXでは無線LANチップのSD8686をNetworkManagerで扱うのにパッチをあてたlibertas.ko、libertas_sdio.koの作成が必要で、kernel 2.6.35ではこのパッチがうまくあてられないので・・・
とりあえず、ONKYO BX(韓国UMID mbook BZのOEM:AtomZ515/1.2GHZ+US15W)での事例ということでご報告をば。
起動時のカーネルオプションは推奨の設定にいたしました。ONKYO BXはメモリ512MBなので、96MB差し引いた値にしております。
mem=416mb nohz=off pci=nocrs acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendor acpi_skip_timer nomodeset
・mplayer(-vaapi)におけるビデオ再生
ご指摘のとおり、libvaのバージョン違いで起動できなかったため、3箇所にシンボリックリンクを張りました。
$ sudo ln -s /usr/lib/libva-x11-0.31.1.1.so.1 /us/lib/libva-x11-0.31.0.4.so.1
$ sudo ln -s /usr/lib/libva-glx-0.31.1.1.so.1 /us/lib/libva-glx-0.31.0.4.so.1
$ sudo ln -s /usr/lib/libva-0.31.1.1.so.1 /us/lib/libva-0.31.0.4.so.1
H.264/AVCの動画ファイルで確認しましたが、ややKarmicよりCPUの使用率が高め(数%〜十数%?)のように思いますが、実用上は問題なさそうです。
・サスペンド
本家wiki及びこちらの書き込みを参考に設定しましたが、サスペンドはうまく移行できず、画面がブラックアウト(バックライトは点灯したまま)でハングアップしました。Alt+SysRq+Bも無効でした。
しかし、これはUSBメモリへのインストールだからかも知れません。
ともあれ、USBメモリへの試験インストールで、なんとかいけそうな感触を得たので、本体のkarmicをバックアップしてからSSDにインストールしてみる自信がつきました。
時間を作って、試してみたいと思います。
ところで、GMA500/PPAのリポジトリには、Lucidのgnome-mplayerはなく、デフォルトで提供されているgnome-mplayerはvaapiに対応していないようですね。
(wikiでのLucazade氏の指示のようにビデオ出力、mplayerへのオプションを指定しても、動画再生が始まらない)
これが可能になれば、gecko-mplayer+firefox add-on flvideoreplacerで夢が広がるのですが。
オフライン
hippocampus様
大変詳細なレポートをありがとう御座います。
#実はMaverickも試してみたのですが、こちらはちょっと挫折してしまいました。
#ONKYO BXでは無線LANチップのSD8686をNetworkManagerで扱うのにパッチをあてたlibertas.ko、libertas_sdio.koの作成が必要で、kernel 2.6.35ではこのパッチがうまくあてられないので・・・
なるほど。dkmsをビルドしなくてはならないWiFiチップなのですね。
Patch作成者の方へマシンとディストリビューションをお伝えしてbuild errorを添付してお伝えすると、ひょっとしたら更なる修正Patchが上がるかも知れませんね。
linux-backport-modulesパッケージへも何らかのアクションが必要かも知れません。
いずれにせよ、Lucidの導入おめでとう御座います!!
起動時のカーネルオプションは推奨の設定にいたしました。ONKYO BXはメモリ512MBなので、96MB差し引いた値にしております。
mem=416mb nohz=off pci=nocrs acpi_osi=Linux acpi_backlight=vendor acpi_skip_timer nomodeset
はい、これはお使いのマシンに合わせて増減させても問題ありません。ちなみにVAIO Pでは実は48MB引く状態でも起動できます。
我々としてもより多くの機種にて動作できるよう、あらかじめ”やや安全側”へ対処した結果、128MBへ落ち着きました
(ただしこれはあくまでpci=nocrsを併用するという前提でのお話です)。
ためしにxresprobeというパッケージを導入して頂ければ、ddcprobeというツールが入っております。
このddcprobeを使うと実際にVideoRAMへ割り当てられた量が確認できます。
tistaのVAIO Pなら7872kBです。つまりこの値がPoulsboが純粋に動作可能な最小値ということになります。
ただ、アロケーション問題で無闇に大量のRAMを剥奪せざるを得ないというのが実情です。
H.264/AVCの動画ファイルで確認しましたが、ややKarmicよりCPUの使用率が高め(数%〜十数%?)のように思いますが、実用上は問題なさそうです。
はい、やはりKarmicのpsbドライバとの親和性は素晴らしいものがあります。
OpenGLのような3Dレンダリングにおいてglxgearsテストでも300〜400 frames/5sec程度は差が出る可能性もあるでしょう。
もしmplayer-vaapiをお使いで描画の美しさを多少犠牲にしても良いのなら、Xorgの色深度を16bitへ落とすことで幾分かは改善することができます
(ただし、vlcにはご注意下さい。色深度16bitはvlc on Poulsboでは鬼門です)。
・サスペンド
本家wiki及びこちらの書き込みを参考に設定しましたが、サスペンドはうまく移行できず、画面がブラックアウト(バックライトは点灯したまま)でハングアップしました。Alt+SysRq+Bも無効でした。
しかし、これはUSBメモリへのインストールだからかも知れません。
まず、tistaが提唱したs2ramを使用しない手法と、lucaのs2ramを使用したそれではside-by-sideで(コロコロ切り替えて)併用できません。
どちらか一方をご利用頂くことになります。
さらに、standby方式のsuspendではUSBへの給電も一度停止する可能性がありますので、仰るような現象が起こる可能性が高いですね。
ここでBus復電のタイミングとroot fsをremountするタイミングがずれると当該の現象が起こり得ます。
内蔵HDDあるいはSSDへのインストールではこの不安は払拭できますが、のこる機種依存の問題があります。こればかりはtryしてみないと分からないというのが実情です。
ところで、GMA500/PPAのリポジトリには、Lucidのgnome-mplayerはなく、デフォルトで提供されているgnome-mplayerはvaapiに対応していないようですね。
(wikiでのLucazade氏の指示のようにビデオ出力、mplayerへのオプションを指定しても、動画再生が始まらない)
これが可能になれば、gecko-mplayer+firefox add-on flvideoreplacerで夢が広がるのですが。
これは失礼致しました。いまだLucid用のGMA500/PPAではvaapi対応gnome-mplayerが整備できていない可能性がありますね。
早急にlucaへ報告しておきますね(ただのパッキング忘れというオチが・・・)。
もしお急ぎなら、Maverick用GMA500/PPAからgnome-mplayerを個別にDLし、dpkgでインストールしても問題ない可能性もありますね。
PPAが整備できるまで、tryしてみて下さい。
やはりYouTube等が埋め込みmplayer-vaapiで再生できるというのは非常に快適ですからね♪
tista
tistaさん
素早く、かつ丁寧なリプライありがとうございます。
調子に乗って、BXのSSDにインストールを試みました。
#インストール手順について、どなたかの参考になればと思い、当フォーラムに投稿しておきました。
#https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=9970
karmicに比べ、確かに起動は高速になっています。
BXのSSDは遅いため、tistaさんのTypeP程の高速化はありませんが、それでも体感で明らかに高速化が感じられるレベルです。
もう少し高速になれば、休止状態/ハイバネートが不要になるかもしれませんね……。
tista による投稿:
これは失礼致しました。いまだLucid用のGMA500/PPAではvaapi対応gnome-mplayerが整備できていない可能性がありますね。
早急にlucaへ報告しておきますね(ただのパッキング忘れというオチが・・・)。
もしお急ぎなら、Maverick用GMA500/PPAからgnome-mplayerを個別にDLし、dpkgでインストールしても問題ない可能性もありますね。
PPAが整備できるまで、tryしてみて下さい。
ご提案いただいたので、早速maverickのものをダウンロードして試してみました(gnome-mplayer_0.9.9.2-2~maarten8_i386.deb)。
しかし、依存関係の問題で、lucidではインストールできないようです。
gdebのエラー 依存関係を満たせません:libgconf2.4 (>= 2.31.1)
lucidのリポジトリにgnome-mplayerが登録されるのをのんびり待つことにいたします。
オフライン
hippocampus様
調子に乗って、BXのSSDにインストールを試みました。
#インストール手順について、どなたかの参考になればと思い、当フォーラムに投稿しておきました。
#https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=9970
これはこれはありがとう御座います。
ご提案いただいたので、早速maverickのものをダウンロードして試してみました(gnome-mplayer_0.9.9.2-2~maarten8_i386.deb)。
しかし、依存関係の問題で、lucidではインストールできないようです。
gdebのエラー 依存関係を満たせません:libgconf2.4 (>= 2.31.1)
依存関係でerrorですか・・・。
では、workaroundとして下記の手法を。
gnome-mplayerのsourceからvaapi対応のgnome-mplayerパッケージをbuildします。
正常に終了すればdebパッケージが完成しているはずですので、これをdpkgで導入しましょう。
1. まず、下記のコードでgnome-mplayerのsourceを取得して下さい(カレントディレクトリへ展開しますので、適当な作業ディレクトリへ移ってから実行します)。
apt-get source gnome-mplayer
(DLされるのはMainリポジトリのものですが、それで結構です。多分ver. 0.9.9.2-xだと思われます。)
2. 下記のようにsrc内の当該sourceを修正します。例えばver.0.9.9.2なら
gedit gnome-mplayer-0.9.9.2/src/support.c
のようにしてエディタで開いて下さい(ユーザ権限で十分編集可能です。)
3. support.c内の998行目の下記の記述を探して下さい。
|| g_ascii_strcasecmp(vo, "xvmc") == 0 || g_ascii_strcasecmp(vo, "vdpau") == 0) {
4. 上記へ下記のように追記し、保存して下さい。
|| g_ascii_strcasecmp(vo, "xvmc") == 0 || g_ascii_strcasecmp(vo, "vdpau") == 0 || g_ascii_strcasecmp(vo, "vaapi") == 0) {
5. パッケージbuildに必要なパッケージを導入します。
sudo apt-get build-dep gnome-mplayer
6. debパッケージをbuildします。
cd gnome-mplayer-0.9.9.2/ && dpkg-buildpackage -rfakeroot
このような手法でgnome-mplayerのdebパッケージをbuildして頂けますでしょうか。不足する情報等は適宜Webから収集して頂けると助かります。
tista
tistaさん
こちらでもお世話になってしまっています。
#しかし、この話題をこちらで続けても構わないのでしょうか。
#もし、このトピックでgnome-mplayerの件を続けるのがtistaさんの本意でいらっしゃらないようなら、前述のBXのスレッドに繋げたいと思います。
パッケージのビルドの詳細な手順をご指南いただきありがとうございます。
gnome-mplayerのソースの取得、998行目の編集、パッケージのビルド、インストールまで行なってみました。
残念ながら、「ビデオ出力」でvaapiを指定することはできるようになったものの、実際の再生はできませんでした(一瞬だけ音声が再生され、再生が止まる。画像は全く表示されない=Lucidデフォルトのものと同じ挙動)。
オフライン
では当該トピックONKYO BX(BX407A4)へのUbuntu 10.04LTSのインストール手順で続けましょうか。
[News] Compiz/Unityに関する近況 - Report.1 [News]
皆様
現在、https://launchpad.net/~unity/+archive/ppaにてMaverick用の最新Compiz(恐らくCompiz/Unity用と思われる)が公開されました。これは15日付けでversion: 0.9.2.1+glibmainloop-0ubuntu2~maverick1です。現在tistaがテストを行なっているのはこのversionです。
現状ではCompiz ConfigにてGLib Supportを有効にしようとするとCompizがクラッシュするようです。これがUnityプラグインへどのように影響するかは未知数ですが、使った感触としてはかなりexperimentalな出来栄えですので、テスト環境をお持ちでない方やリスキーな導入を好まない方はまだお待ち頂いた方が無難でしょう。加えて、Compizはgconf-backendでGnomeとの連携が可能な設計ですが、こちらも本バージョンでは動作しません(flat ini fileでの設定は有効ですので、当面はこちらを使うことになるかも知れません)。これはGnomeの「外観の設定」からではCompizをON/OFFできないことを意味します。また、DBusは有効にできますし、ほとんどの効果は0.8.6と遜色なく利用できるようです。
最新情報は@tist_aにて"つぶやいて”おりますので、newestを追い掛けて頂ける方はそちらをどうぞ♪
tista